間宮兄弟 江國香織

2007/11/19 [月] 19:53 このエントリーを含むはてなブックマーク
野球のスコアづけが趣味の兄・明信と、失恋すると決まって新幹線を見に行く弟・徹信。2人暮らしの兄弟はまったくモテないが、思い出話をしたり結構楽しくやっている。ある日、徹信が勤務先の女性を明信に紹介しようと家でカレーパーティを企画するが・・・・・・・。兄弟の地味だけれど温かい日常と恋の顛末を描いた物語。
 
数年前に出た単行本を買って読んだんですが、最近文庫版が出たんですね。その頃は喪男の話がブームだったんだろうか(笑)

江國香織さんは言うまでもなく、当代きっての人気女性作家、とくに恋愛小説の。彼女の小説の登場人物達はちょっと変わった方々が多いが、割と恋愛向きのタイプだったと思う。しかし、今回は全然恋愛向きではないオタク男の物語だ。
 
相変わらず、素晴らしい文章もさることながら、とにかくこの兄弟の生活の慈しみ方にあっぱれである。二人にはいろいろと独特のきまりごとやしきたりみたいなものがあって、非常に丁寧に生活をしている。地味、だけれど、とても豊か。
 
この本が出た当時、いい年してこんなに仲が良い兄弟なんて気持ち悪いとか、こんな兄弟はいないとか言われたみたいだけど、そんなことはどうでもよくて、間宮兄弟の物語を読んでいるとにこにこしてしまう。それにこういう兄弟実際いると思う。兄弟というかこういう慈しみ方のルールを持っている関係は絶対ある。
 
私は兄弟がいるけれど、昔から会話もなかったし、仲良くないんだけど、それでも人にはわからない何かがあると思う。それを、絆とは呼びたくないけれど、一般にはそう認識されていて、そんな風に思われたら恥ずかしくて赤面しちゃうような何か。
 
江國さんて独特のユーモアがあるなあ。この作品ではそれが遺憾なく発揮されていて、この兄弟の情けないとほほ感に思わずくつくつと笑ってしまう。
 
佐々木蔵之介さんとドランクドラゴンの塚地武雅さんで映画化もされている。結構良さそうなのでそのうち見てみたい。

TB:本を読む女。改訂版さん
  書庫  〜30代、女の本棚〜さん
今日もホン日和さん
間宮兄弟 (小学館文庫 え 4-1)もてなくとも幸福に生きる兄弟の日常の物語

女性にふられると兄はビールを飲み、弟は新幹線を見に行く。そんな間宮兄弟は人生を楽しむ術を知っている。江國香織がもてない男性の日常を描いて話題になり、森田芳光監督の映画化も大ヒットした小説の待望の文庫化。

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>>tomo∞+さん
うれしいコメントありがとうございます
そちらのブログにもコメントさせていただきました。
Posted by:peco0102  at 2007/11/19 [月] 22:55



はじめまして!こんばんわ
あしあとから きました

とってもすてきなブログですね♪
Posted by:tomo∞+  at 2007/11/19 [月] 22:24


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