2007/12/05 [水] 21:03

映画 『魍魎の匣』2007年12月22日より渋谷東急ほか全国松竹・東急系にて公開
もうすぐ公開なんですね。
古書店主であり、宮司であり、さらに「憑き物落とし」の陰陽師の顔を持つ主人公・京極堂こと中禅寺秋彦役に堤真一さん、彼の親友にして大財閥の次男坊の探偵・榎木津役に阿部寛さん、と前作『姑獲鳥の夏』同様のキャスティング。そしてもうひとりの親友で作家の関口巽役は永瀬正敏さんから椎名桔平さんに代わり、匣詰めにされた少女連続事件の謎に解いていく。監督・脚本は『金融腐蝕列島 呪縛』『突入せよ! あさま山荘事件』の原田眞人。昭和20年代末古き日本の風景を求め、上海撮影所でのロケを決行。原作の妖しくも美しい独特の猥雑さ、幻想的な雰囲気がどう映像化されたのかが楽しみ。
原作『魍魎の匣』(京極夏彦)の簡単な書評・感想↓
魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫)
原作はかなり長いし、かなり回りくどいので映画化するのは大変だったと思われる。
京極堂シリーズでは一番好きですね、この『魍魎の匣』。あの、匣の中の少女が「ほう」っというところを想像したら。。。なぜ匣に虜になるのか解るような気がす
る。ってこれネタバレかな。
挿入された小説は新進幻想作家久保竣公の作品という設定。ある過去の名作を思い起こさせ、それが事件と韻を踏んだ展開をみせる。流石京極夏彦って感じです。
物語の最後、あちら側の世界へ足を踏み入れてしまった者たちの消息が明かされる。今まで端役として忘れ去られていた存在が鮮やかに浮かび上がる。
彼は幸せだったんだろうか。客観的にみてあの結末は不気味極まりなく、哀しい。しかしその一方でたまらない恍惚があるんだろうと羨ましさを感じずにはいられない。不穏な読後感を残す一冊です。
映画『魍魎の匣』公式サイト
『魍魎の匣』製作発表記者会見
東京事変、映画『魍魎の匣』のエンディング・テーマに
映画『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』予告編