『篦棒な人々 戦後サブカルチャー偉人伝』竹熊健太郎

2007/12/20 [木] 01:09 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録
『篦棒(ベラボー)な人々 戦後サブカルチャー偉人伝』竹熊健太郎

文庫の新刊コーナーに平積みされていたのを購入。
私の世代より大分目上の方々ばかりですが、精神年齢はずっと若いかもなんて読みながら思いました。過激な淑女ならぬ過激な老人ですかね。竹熊さんがブログで仰っているように。


一番私が惹かれたのは康芳夫さんのインタビュー。「虚」という漢字が繰り返し出てくる。虚実皮膜、虚構性、虚業家・・・。インタビューの章タイトルは「康芳夫 現世はすべて神の遊戯(たわむれ)」。この方が「煽動」された数々のイベント、作品などは、まさに夢と現の境目が分からなくなるような、強烈なものばかりなんだけど、それを康氏は「退屈しのぎ」と言ってのける。この「退屈」という言葉にひかれた。「退屈」っていうのは、文学的なテーマになりうると言葉だと思う。


石原豪人さんのホモに対するこだわりには、笑った。でも本質的を言い当てている。とにかく「女はホモの美少年が好き」ということです。よっぽど女性好きなんでしょう。


他にも、思わず線を引きたくなる、箴言の数々。文庫化した河出さん偉い!


え、いいのと思うような結構な過激発言も見られるが、そういう篦棒な時代の篦棒な人々が、正直羨ましい。でも(石原さんは亡くなられているが)バリバリ現役だ。
「ALWAYS 三丁目の夕日」的なそれとは違う、懐古主義に浸りたくなる。


TB:404 Blog Not Found:篦棒な時代が生んだ四人 - 書評 -篦棒な人々
たけくまメモ : 【篦棒な人々 4】「ダダカン」糸井貫二・抜粋

戦後大衆文化に放たれた、激烈なるエネルギー――
康芳夫(マルチプロデューサー、虚業家)/石原豪人(挿絵画家、画怪人)/川内康範(月光仮面原作者、生涯助ッ人)/糸井貫二(全裸の超・前衛芸術家) 彼らケタ外れの偉人たちを追う伝説のインタビュー集。裏の昭和が熱く妖しくよみがえる。

サブカルチャー総合誌『クイック・ジャパン』創刊当初の名物企画から生まれた名著『篦棒(ベラボー)な人々』、待望の文庫化。 解説=本橋信宏

著者について
1960年、東京生まれ。編集家、漫画原作者、ライター。多摩美術大学非常勤講師。桑沢デザイン研究所非常勤講師。著書に、『サルでも描けるまんが教室』 (相原コージと共著)、『私とハルマゲドン』『マンガ原稿料はなぜ安いのか?』『ゴルゴ13はいつ終わるのか?』、ほか多数。


竹熊 健太郎 / 河出書房新社(2007/12/04)
Amazonランキング:2793位
Amazonおすすめ度:
歴史に残る「偉大なる雑書」──インタビューの醍醐味を堪能


本の話・文庫・新書  |  この記事のurl  | コメント(2)  |  トラックバック(0)  | 編集
url:http://blog.fumizekka.com/archive/219

 トラックバック

トラックバックURL
この記事にリンクする?

 コメントする

名前:
e-mail:
url:


クッキーに保存

 コメント


友達ありがとうございます。(。・ω・)ノ
今日もあなたにとって幸せな日でありますように☆彡
お気に入りにさせて頂きました不都合が有りましたらお知らせください(。・ω・)ノ。
Posted by:さくらPaPa ≡ Slow life  at 2007/12/21 [金] 12:29



この本読みたいですね。。。!
竹熊健太郎の本ってだけで価値ありです。

それにしてもこのラインナップ”愛すべき馬鹿”揃いですね。

一番驚いたのはpecoさんが石原豪人を知ってたことですが。。。^−^;
Posted by:drivemycar  at 2007/12/21 [金] 01:23


Global Media Online INC.
ブログヤプース!ヤプログ!