2007/12/23 [日] 23:55

*過去記事再録
昨日のエントリーでクリスマスの絵本を挙げましたが、今回は長野まゆみのクリスマスストーリーです。

『聖月夜』 長野まゆみ
「ほら、天使が降りてくる。」―フラノがつぶやくと、ミランには何も見えなかったけれど、仔犬のタッシュが吠えたて、天使が羽根を震わせたように雪が降り始めた。降誕祭の夜空に紡がれる、素敵な物語を集めた夢のおはなし集。
あのL・キャロルの不思議の国で、少年アリスが活躍する「少年アリス三月うさぎのお茶会へ行く」の他、珠玉のクリスマス・ストーリー三篇を収録した、聖夜の夢を美しく奏でる忘れられない物語集。
この本は短編集で、入ってるのは、
「星降る夜のクリスマス」
「仔犬の気持ち」
「少年アリス三月うさぎのお茶会へ行く」
「クリスマスの朝に」
の4編。
一番好きなのはやっぱり「クリスマス朝に」かなあ。小賢しい女の子のキャラがとっても魅力的。女の子は生意気でなくっちゃあね。お砂糖のように。少年アリスの番外編もあって長野まゆみファンには嬉しい一冊。
とても薄い本なので、気軽に読めるし、ある意味童話・絵本と言っていいかも。お子様のプレゼントにもぴったり。でもやっぱり長野まゆみさんらしい毒は、ちゃんとあるから安心していい。
この本は初めて出会ったのは中学生の冬だった。本屋さんで買って楽しみに帰りの電車に乗ったところ、なんと電車の中に忘れてしまった。それで結局買い直す羽目に。あの楽しみにして、読みたいのに読めないと焦がれた時間は、忘れがたい。