映画『スカイ・クロラ』/ループからの脱却

2008/08/27 [ a] 00:00 このエントリーを含むはてなブックマーク
*ほんとは、8月のエントリです。
先日やっと観てきました。予想以上に良かったです。もう一度観たいくらい。以下短めですが映画の感想です。
この映画を通して、押井守さんが若者に伝えたかったことって、
「大人って悪くない、人生って案外捨てたもんじゃないよ」ってことだと思う。
難しく考えることじゃなくて、もっとシンプルなこと。
退屈な風景、永遠とも思える単調な日常。世界ははじめから倦んでいる。でも―。
カンナミが言う「視点を変えれば、同じ風景が少し違って見えるというだけではだめなのか。」(すいません、うろ覚えです)あるいは「いつも通る道だからって、景色は同じじゃない」こうだったかな?
スカイ・クロラは繰り返しの物語だ。繰り返される生と死。そのなかで自分が自分であると、自分がずっと同じ人間であることを証明するのは難しい。
だからこそ最期は干渉されたいと願うのだろう。でないと寂し過ぎる。
単調なループからの脱却をカンナミは試みたのだろうか。ループから出なくても自由を獲得することはできるのではないか。少し違って見えるというだけでいいじゃないか。だから、もう一度生まれてきた。
こんなに人が死んで暗い話ななのに何故か観終わった後はぽっかりと心は明かるい。生きることを肯定する前向きな映画でした。
※はてなダイアリーに書いた事情(入院中)で携帯からです。リンクも張れず改行等、読みにくいかもしれません。
追記:日付はスルーの方向で。予約投稿です。


 スカイ・クロラの記事に追記

2008/08/02 [ a] 23:14 このエントリーを含むはてなブックマーク
スカイ・クロラの記事に追記を書きました。
ネタバレなんでご注意を。


 映画「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」の声優決定!!

2008/04/16 [ a] 23:00 このエントリーを含むはてなブックマーク
菊地凛子、加瀬亮が押井守最新作「スカイ・クロラ」で声優に挑戦!

というわけで草薙水素(クサナギスイト)役に菊地凛子さん、函南優一(カンナミ・ユーイチ)役に加瀬亮さんというキャストが発表されました。


映画「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」キャスト・まとめ
草薙水素(クサナギスイト):菊地凛子
函南優一(カンナミ・ユーイチ):加瀬亮
土岐野尚文(トキノ・ナオフミ):谷原章介
三ツ矢碧(ミツヤ・ミドリ):栗山千明
8月2日より全国公開
「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」オフィシャルサイト

加瀬さんというと、雰囲気ぴったしという感じだが、あるとすればカンナミかと思っていた。まさか実現するとは。この二人がメインということは、『スカイ・クロラ』一作分のみの脚本か。ナ・バ・テア以降はないのかなあ。でも『スカイ・クロラ』は時系列的には一番最後なので回想としてあるかもしれない。私は、『ナ・バ・テア』が一番好きなんだ!!でないと押井さんがやると断言した「濡れ場」がないじゃあないか!いや、スカイ・クロラだけでもあったか、ベッドシーン。
まあこのスカイ・クロラには、濡れ場よりもエロティックな死の匂いがぷんぷんしてるけれども。
*以下、追記には一部ネタバレがあります。



 封印再度 森博嗣

2007/12/14 [ a] 00:12 このエントリーを含むはてなブックマーク
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犀川創平と西之園萌絵師弟コンビ(カップル?)のS&Mシリーズ。5作目。今回はシリーズ全体で言えば、ちょうど分岐点で箸休めといったところか。


あらすじ:萌絵は、犀川の妹の儀同世津子を通じて「無我の匣」「天地の瓢」の存在を知る。世津子がパソコン通信で知り合った香山マリモの家の家宝だという。それは壺の中に入った鍵を取り出して、箱を開けられるかというもの。匣と瓢にまつわる先代の香山風采の不可解な死。興味津々の萌絵は、犀川を強引に推理に巻き込む。そんな折り、香山家の現当主・林水が死体で発見され、娘のマリモも接触事故をおこしていた。。。


引用文は『禅と日本文化』(鈴木大拙)。禅と日本文化を世界に紹介した『禅と日本文化』と旧家の家宝をめぐる、禅をテーマにしたミステリィ。冒頭の引用文を一部抜粋する。


 すべてがFになる 森博嗣 (1)

2007/11/27 [ a] 20:28 このエントリーを含むはてなブックマーク
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『すべてがFになる』第一回メフィスト賞受賞作。
「先生、現実って何でしょう?」
 「現実とは何か、と考える瞬間にだけ人間の思考に現れる幻想だ。」

表紙に書かれているこの会話だけでも十分お金を取れる価値がある。認識論による森ミステリィの幕開け。世界を記述する思考とは。


この『すべてがFになる』に関しては、思い入れがあるので何回かに分けて書こうと思う。というわけで一応レビュー(1)。



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