小学館 オールカラー版 世界の童話 4巻 アラビアンナイトのお話

2008/04/12 [土] 23:56 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録

なんだか、ここのところずっと体調が優れない。ずっと微熱が続いてるし。あんまりこういう体調の悪さを愚痴るようなネガティブなことは書かないようにしたいものだが、仕事忙しくて愚痴る場所ないので、ついブログに。


ところで最近古い本を掘り出すのがちょっと愉しい。
今日は『小学館 オールカラー版 世界の童話 4巻 アラビアンナイトのお話』
このシリーズ有名ですね。でもまた絶版ですw絶版本多いなあ。やはり出版不況を感じずにはいられない。最近はすぐ絶版で出版点数だけ多いという、数打ちゃ当たる方式になっていない?
まあ私が持ち出す本は古すぎ、ですけどね。
表紙の画像が見あたらないので携帯のカメラですがうp



今見ても全然古びない、センスのいい絵に驚き。色遣いもビビッドでとてもポップです。
そして読者を物語に引き込む書き出し。このシンプルさが素晴らしい。この前書いた石井桃子さんの『子どもの図書館』の「子どもの物語にたいせつな要件」とはまさに、これ。石井さんは桃太郎のお話の出だしを例に挙げ、
「そのものずばりの主人公が出てきて、すぐ動きはじめて、事件がおこります。どうしてこういううまい形式ができたかと感心しないではいられません」

と子どもの本の出だしのあるべき形を示されている。
この本の「ふしぎなランプ」の出だしは
「とおいみなみのくにに、アラジンというおとこのこがいました。
おとうさんはなくなって、おかあさんとふたり。きり
でも、アラジンはげんきいっぱい、まいにちなかまとかけっこしたり、かくれんぼしたりしてあそんでいました。あるひのゆうがたです。
アラジンがみちであそんでいると、しらないおじさんが、こえをかけました。」

主人公が出てきて、すぐに物語が動く。ここで子どもたちは「何か事件がおこるぞ」とお話に引き込まれる。
このシンプルで完璧な流れに、うっとりしてしまう。


小学館 オールカラー版 世界の童話シリーズは全巻ではないけれど、いくつか他にも持っていたような。
子どもの頃に読んだ懐かしい絵本といえば、タイトルが思い出せないけれど、女の子が誘拐されて、閉じこめられるんだけど、機転を利かせて鏡で合図を送って脱出する・・・というお話。


 ダ・ヴィンチ 2008年05月号/ダ・ヴィンチの釣り師的傾向

2008/04/07 [月] 19:22 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録

春。季節の変わり目に風邪ひきやすい私は、ここ数日案の定風邪っぴきです。帰宅後はものを書く気力がなく、なかなかアップできない。でもちょっと元気なってきたので少し書いてみる。


ダ・ヴィンチ 2008年 05月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2008年 05月号 [雑誌]

メディアファクトリー 2008-04-05
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春。ダ・ヴィンチ 2008年 05月号はリニューアル第一号という事で新連載が目白押し。ちょっと遅いですけど、簡単に紙面紹介。
特集は
1.三つ星☆☆☆ワンコイン文庫
2.マンガ大賞2008決定!!大賞は『岳』に決定!
3.文化系トークラジオLife


 『子どもの図書館』 石井桃子/石井桃子さんのリズム

2008/04/04 [金] 22:01 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録
asahi.com:児童文学者の石井桃子さん死去 101歳 - 出版ニュース - BOOK
asahi.com:子どもの喜び常に探求 評伝・石井桃子さん - 文化・芸能

児童文学者で『くまのプーさん』などの翻訳で知られる石井桃子さんが2008年4月2日亡くなられた。
今私の手元には古い岩波新書がある。
子どもの図書館 (1965年) (岩波新書)子どもの図書館 (1965年) (岩波新書)
石井 桃子

岩波書店 1965
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『子どもの図書館』(石井桃子著・岩波新書)1965年初版の1975年12刷のものだ。
この本は、石井さんがご自宅で開かれていた子どもの図書館、「かつら文庫」の経過を綴ったもの。それに加えて石井さんの児童文学に対する真摯な考えが語られる。



 『古語雑談』佐竹昭宏/言葉の魔法

2008/04/02 [水] 20:22 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録
古語雑談古語雑談
佐竹 昭広

岩波書店 1986-09
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随分と古い本を引っ張り出してきた。アマゾンの新刊の在庫もないところをみると既に絶版であろう。古本屋さんかオークションでしかないみたい。

古語についての雑談をするということは、古語について「はなし」をするということである。少なくとも「はなし」という語のもとの意味に即していえば、そういうことになる。

という書き出しで始まる本書は、国文学者である著者の古語をめぐる思索を雑談形式で綴ったものである。岩波新書ということでお堅い文章かと思われるが、古語について語るということそれ自体がおおらかで優美なように、平易な文体で読みやすい。即妙に知的好奇心の赴くまま「はなし」を連鎖していく著者は、言葉に対して徹底的に誠実で純粋だ。



 コラムの花道―2007傑作選/ラジオ×コラムニスト=?

2008/03/29 [土] 22:51 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録
コラムの花道―2007傑作選コラムの花道―2007傑作選
TBSラジオ ストリーム 小西克哉 松本ともこ

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コラムの花道―2007傑作選やっと買いました。
ほとんど全部ポッドキャストで聴いてるんですが、あとがきの小西さんと松本さんの対談とおまけのコラム目当てで購入。

愛聴者コラムは、石野卓球、しまおまほ、林操、水道橋博士。小林信彦氏もいたらもっとすごかったのに(笑)
各氏、的確なコメントと番組の評価をされているが、なかでも野獣小西克哉の物忘れっぷりに言及したしまおまほさんはエライ!普通誰もつっこめないですからね、公では。ほんと、話聞いてるのかと思うこと多し(笑)
サブカル臭のつよいコラムニストの顔ぶれだが、現在の放送業界でこんなにまっとうな番組もないのではないか。実はすごーく王道のラジオ番組なのだ。
前書きで小西さんが書かれているように、コラムニストは皆、「しゃべりが面白い人」ではなく「書いているものが面白い人」。つまり語るべきものを持ってる人が、トークのプロではないけれど、電波に乗せて喋る。その独特の勢いとグルーヴが面白さを生む。物書きというのはたいてい、シャイだ。書くものは毒舌で断定的でも、テレビや講演など大勢の前で喋るのは苦手という作家も多い。そういう「照れ」を持った人が、ラジオというメディアで、リラックスと緊張を行きつしつつ、話をする。そこに意義がある。


本書はコラムの花道ファンには便利な索引とデータベースとしても大変ありがたい。ただどうせならポッドキャストになっていない2005年以前の分も収録して欲しいなあ。まあこれは2007だからしょうがないけれど。
特に、町山さんと勝谷さんの火花が散った回を入れて欲しい。持ってますけどねファイルwストリームはコラムニストの人間関係というか、思想対立という緊張感があるのが面白いのだから。もっとプロレスやって欲しい(笑)


後で本書に収録されているポッドキャスト25本のリンク貼ります。本書で初めてコラムの花道に出会った人は是非、キャラの立ったコラムニスト達の「声」を聴いてみてください。
追記;ポッドキャストのリンク貼りました。↓


 本業 水道橋博士/博士の物書き的体質

2008/03/18 [火] 18:58 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録
本業 (文春文庫 あ 41-3)
本業 (文春文庫 あ 41-3)水道橋 博士

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内容(「MARC」データベースより)タレント本の世界から、タレントの生き様、成功の法則、そして虚像と実像に鋭く切り込む。前代未聞のタレントによるタレント本だけを書評したタレント本! 『日経エンタテインメント!』連載等に加筆・修正を行ったもの。


Bookoffの百円コーナーに行けば、たくさんの売り捨てられた本の表紙を見ることが出来る。その中でもひときわもの哀しさをかもしだしているのが、タレント本である。著者の知名度の高さで、出版時には華やかなるその本も、読書好きにはくだらないと下に見られ、たいした書評も出ず、旬を過ぎればあっという間に忘れ去られてしまう。
そうしたある意味差別されてきたタレント本の再評価を促そうと書かれたのが、本書「本業」である。


 児童ポルノ法改正の動きとロリータ文学

2008/03/12 [水] 00:53 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録
アニメ・漫画・ゲームも「準児童ポルノ」として違法化訴えるキャンペーン MSとヤフーが賛同:[ITmedia]
(1)現行法が禁じていない単純所持も違法化・処罰の対象に、(2)被写体が実在するか否かを問わず、児童の性的な姿態や虐待などを写実的に描写したものを「準児童ポルノ」として違法化──するよう、現行法の改正を含めて政府・国会に要望する



児童ポルノ規制の強化の流れが強まって来ていたが、まさか本気で2次元まで禁止しようとしているとは。
写真や動画など実際に被写体として被害児童がいるものに関しては単純所持禁止も致し方ないと思う。(所持の定義で議論があると思われるが)
しかし、漫画やアニメ・ゲームの表現で、被害者とは誰だろう?まさかキャラクターの人権保護とか言い出すのだろうか?(笑)写実的にっていうのも意味が分からない。じゃあアクロバティックな非現実じみたものはいいということ?攻殻機動隊に出てくる電脳ファックみたいに描けばいいのでは?w
現在でもそういう成人向け漫画は18禁で制限されているのだし、流通の問題ではないのか。


 宮崎哲弥氏の本(てっちゃん特集1)

2008/03/08 [土] 09:00 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録
”宮崎哲弥+ムーブ”で検索して来られた方が多いようですね。てっちゃんファンとしてはムーブ降板か?と心配な日々です。この機会に宮崎さんの著書についていくつか紹介したいと思います。

最近の著書から。
まずは"少年をいかに罰するか (講談社+アルファ文庫 G 160-1)"宮崎 哲弥 藤井誠二
少年をいかに罰するか (講談社+アルファ文庫 G 160-1)少年をいかに罰するか (講談社+アルファ文庫 G 160-1)





少年犯罪について真摯に論じられている一冊。とくに藤井誠二さんは犯罪被害者との丁寧な付き合い、取材をなされている方で、二人で意見がぶつかるところもあるが(とくに少年法の改正に関してなど)それも信頼できる書物となる役割を果たしている。


 購入メモ:『乳と卵』川上未映子 ダ・ヴィンチ4月号

2008/03/07 [金] 21:05 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録
『乳と卵』川上未映子 ダ・ヴィンチ4月号を購入。
『乳と卵』は文藝春秋で読んだけれど、装丁が素敵だったので買い。
アートワーク 吉崎恵理
帯写真 志水隆
装丁 大久保明子
柔和なというか肉感的な線。身体の境界線。

ダ・ヴィンチはテレプシコーラ(山岸凉子)が連載再開。
特集は「ライトノベルは終わったのか?」
いつの間に始まっていつの間に終わってたんだろうw
乳と卵ダ・ヴィンチ 2008年 04月号 [雑誌]


 読みたくても読めないもの

2008/03/04 [火] 22:50 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録
「ブログ時代の反措定」同人誌

昨日の読売新聞で、朝吹亮二さん、川上弘美さん、松浦寿輝さんによる私家版の同人誌についての記事を読んだ。

活字、綴(と)じ糸、紙質――美意識の結晶のような、小さな詩の同人誌が届いた。

雑誌は「あくまで個人的な贈り物」として配布し、販売はしないという。松浦さんは「『誰も書けるもの』でないものを『誰もが読める場』でない場に出すという遊びをやってみたかった。大上段に言うなら、ブログ時代の反措定です」。


 紙の風合いが匂い立つような、古くて新しい雑誌。なんて文学的なんだ、素敵とうっとりしたいところ。ですが末端ブロガーとしては、ここはちょっとdisっておきましょう。

これって結局記者はその購入もできない特別なものを送られるような立場なんだって自慢してるだけの記事じゃないの。
普通の読者・ファンは欲しくても読めないんだよ!!そんなの紹介されてもさ。
私家版なんだから身内だけの話題にしといてください。
以上dis終わり。

確かに、インターネットによってどんなニッチな情報も手に入りやすくなった。そうした時代に、手に入れたくても手に入らないものは新鮮になる。
すでにそうだがこれからは、アナログもの、アナログなコミュニケーションは高価なものになるだろう。本も音楽も映像もデジタルデータに移行がますます進む。
もちろん紙の活字も残るだろう。だがそれは付加価値がついた高級品になる。

というようなことを考えながら打っていたら森博嗣のブログに同じようなことが書かれていた。
MORI LOG ACADEMY: いつでも買える時代
まあ森先生はずっとこう主張されているので、完全にインプリンティングされている。
S&Mシリーズでも「すべてがFになる」で真賀田四季が、人と人がリアルに接触することは贅沢になるだろうと言っている。

本の値段を上げないことには出版社は廻って行かなくなる。薄利多売の時代ではないのだ。







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