ダ・ヴィンチ 2008年05月号/ダ・ヴィンチの釣り師的傾向
春。季節の変わり目に風邪ひきやすい私は、ここ数日案の定風邪っぴきです。帰宅後はものを書く気力がなく、なかなかアップできない。でもちょっと元気なってきたので少し書いてみる。
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春。ダ・ヴィンチ 2008年 05月号はリニューアル第一号という事で新連載が目白押し。ちょっと遅いですけど、簡単に紙面紹介。
特集は
1.三つ星☆☆☆ワンコイン文庫
2.マンガ大賞2008決定!!大賞は『岳』に決定!
3.文化系トークラジオLife
ワンコイン文庫。500円以内で買える、本好きにはありがたいもの。でも私は、本当はちょっと安すぎるよなーと思っている。500円の文庫が印税10%として、10万部売れても、作家に入るのは500万円。これは少なすぎると思う。まして10万部なんて大ヒットだ、1万部行けばいい方、なんてざら。日本の出版物は元々が値段が安すぎる。本が売れない、出版不況が嘆かれるなか、こういう特集するとは、皮肉なのか喧嘩売ってるのか、ダ・ヴィンチ。薄利多売のではなないのだよー。特に、アシスタントの経費などがかかる漫画家さんは大変だ。
そして、マンガ大賞は、出版社主催でもなく書店主催でもない、どこにも属さない「マンガ好き」の有志による、純粋・単純に「面白い」マンガを決める、新しい漫画賞だ。
公式サイト
まんたい運営ブログも設置されており、「このマンガがすごい」系というかネットの匂いが濃い。ノミネート作品では『海街diary 1 蝉時雨のやむ頃』吉田秋生か、『大奥』よしながふみかな。しかし、よしながふみは強い、『きのう何食べた?』『フラワー・オブ・ライフ』合わせて三作品ノミネート。ほぼ読んでる作品ばかりだが、『君に届け』椎名軽穂『皇国の守護者』佐藤大輔、伊藤悠『とめはねっ! 鈴里高校書道部』河合克敏は未読。『君に届け』読んでみたいけど、眩しすぎて未だ手が出せず。
文化系トークラジオLifeこれまたネットっぽいなあ。という人々、話題。ポッドキャスト、面白いです。
読者なんでもランキングがリターンズ!として復活。
傾向分析・解説は永江朗さん。いきなり
いつもながら、一番の読みどころはもちろん、買って真っ先に読む『テレプシコーラ』。今回はお話が動きます。やっと飛行機に乗り、フランスへ。トラブルで六花一人で搭乗することになり、不安で泣きそうになるも、以前と違い成長ぶりを見せ、無事たどり着く。途中、あの「空美ちゃん」も回想シーンに出てきて・・・。ひとみちゃんはバレエをやめてしまった。ひとみちゃんは続ければ千花ちゃんと同じ経路を辿っていたかもしれない。複雑な思いを抱えつつも
そして、気になるのは謎の長身の美女。顔は違うが、絵柄や雰囲気からあの人物を思い浮かべてしまう・・・。さあ、面白くなって参りました。
新連載のコラムに、川上未映子、キリンジ、東村アキコと嬉しい顔ぶれが。でも始まりもあれば終わりもあります。あの長期連載、宮台真司先生の「オン・ザ・ブリッジ」は最終回を迎えた。といっても媒体をかえて連載は続行するらしいので、興味のある方は「ミヤダイ・ドットコム」へGO。
『子どもの図書館』 石井桃子/石井桃子さんのリズム
asahi.com:子どもの喜び常に探求 評伝・石井桃子さん - 文化・芸能
児童文学者で『くまのプーさん』などの翻訳で知られる石井桃子さんが2008年4月2日亡くなられた。
今私の手元には古い岩波新書がある。
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『子どもの図書館』(石井桃子著・岩波新書)1965年初版の1975年12刷のものだ。
この本は、石井さんがご自宅で開かれていた子どもの図書館、「かつら文庫」の経過を綴ったもの。それに加えて石井さんの児童文学に対する真摯な考えが語られる。
1,2章では子ども達との本をめぐる直の触れ合いが、3章では子どもの本についての石井さんの考察が書かれている。その中で、まっすぐで潔い子どもに対する眼差しにはっとさせられた。現在絶版で手に入りにくいようなので、いくつか引用して紹介したいと思う。
子どもは形の世界、絵の世界に住んでいる。そこから文字の世界へむりなくたのしく入らせるにはどうしたらいいか。これは大変示唆に富んだ、スリリングな問いであると思う。文字を発明する以前の人間の世界と、この抽象化以前の子どもの世界には通じるところがある。文字による世界の支配は、私たちの世界を発達させ複雑化したが、それはどこか「脅威的」な押しつけであったのは間違いない。
またこの3章では『ちびくろ・さんぼ』の子ども達の反応に関する素晴らしい記述がある。
と『ちびくろ・さんぼ』がいかに子どもたちに支持され、子どもの物語になにが必要なのか教えてくれる名著なのだと絶賛されている。いわゆる「一斉絶版問題」は1988年以降なのでこの本では触れられていない。海外でも差別的だと言われ出したのは、1970年代以降。 ちびくろサンボ - Wikipedia
私の家には小さい頃にこの絵本があって、読んだ記憶があるが、ちょうどぎりぎり手に入った世代のようだ。とらがバターになるところ、そしてそれを「ほっとけーきをつくってばんごはんにたべましょう。」と「おかあさんのまんぼは、二十七まいたべ、おとうさんのじゃんぼは、五十五まいたべましたが、ちびくろ・さんぼは、百六十九まいたべました」というところが大好きで何度も何度も読んだ。百六十九まいってところがいい。なぜその数字なんだ?と思うけれどなんだかリアリティがあって納得させられる。
石井さんの文章は、児童文学者らしく、ひらがなが多く、こども向けの平易なものように見える。しかしよく読めばよく読むほど、実は、句読点の打ち方ひとつとっても、深い思慮に裏打ちされた選び抜かれたセンテンスであることわかる。上に引用した文章も、思わず声に出して読みたくなるような、生き生きとしたリズムがある。もう新刊を読むことはできないけれど、石井さんの訳された多くの名作絵本、児童書を通じて、石井さんのリズムは奏でられ続けるだろう。
『古語雑談』佐竹昭宏/言葉の魔法
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随分と古い本を引っ張り出してきた。アマゾンの新刊の在庫もないところをみると既に絶版であろう。古本屋さんかオークションでしかないみたい。
という書き出しで始まる本書は、国文学者である著者の古語をめぐる思索を雑談形式で綴ったものである。岩波新書ということでお堅い文章かと思われるが、古語について語るということそれ自体がおおらかで優美なように、平易な文体で読みやすい。即妙に知的好奇心の赴くまま「はなし」を連鎖していく著者は、言葉に対して徹底的に誠実で純粋だ。
私が特に好きなのは
「はなしは庚申の晩」「かなしき時は身一つ」「二色の虹」「花ぞ昔の香ににほひける」の項だ。
ここまでは高校レベルの古文の授業でも習ったが、万葉集の時代から、現在の匂いにつながる徴候があったというのは興味深い。
「二色の虹」の日本人の色彩概念に関する考察も面白い。曰く
言葉の誤用や新しい使い方を「日本語の乱れ」とヒステリックに嘆くより、こうして優雅に言葉の思索をしているほうが、はるかに愉しい。現在とは違う言葉の意味を知ると、その飛躍と連想に「ああ確かにそういう感じがする」と納得させられるから不思議だ。言葉は魔法なのかもしれない。この「飛躍」するというところが魔術的なのだ。
受験勉強では単語帳的に外国語のように古語を暗記しろという古文教師もいるが、それは違うと思う。そうしないと勉強しにくいというのは解るが、やはりどこかで「つながっている」という不思議を味わうべきだろう。
コラムの花道―2007傑作選/ラジオ×コラムニスト=?
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コラムの花道―2007傑作選やっと買いました。
ほとんど全部ポッドキャストで聴いてるんですが、あとがきの小西さんと松本さんの対談とおまけのコラム目当てで購入。
愛聴者コラムは、石野卓球、しまおまほ、林操、水道橋博士。小林信彦氏もいたらもっとすごかったのに(笑)
各氏、的確なコメントと番組の評価をされているが、なかでも野獣小西克哉の物忘れっぷりに言及したしまおまほさんはエライ!普通誰もつっこめないですからね、公では。ほんと、話聞いてるのかと思うこと多し(笑)
サブカル臭のつよいコラムニストの顔ぶれだが、現在の放送業界でこんなにまっとうな番組もないのではないか。実はすごーく王道のラジオ番組なのだ。
前書きで小西さんが書かれているように、コラムニストは皆、「しゃべりが面白い人」ではなく「書いているものが面白い人」。つまり語るべきものを持ってる人が、トークのプロではないけれど、電波に乗せて喋る。その独特の勢いとグルーヴが面白さを生む。物書きというのはたいてい、シャイだ。書くものは毒舌で断定的でも、テレビや講演など大勢の前で喋るのは苦手という作家も多い。そういう「照れ」を持った人が、ラジオというメディアで、リラックスと緊張を行きつしつつ、話をする。そこに意義がある。
本書はコラムの花道ファンには便利な索引とデータベースとしても大変ありがたい。ただどうせならポッドキャストになっていない2005年以前の分も収録して欲しいなあ。まあこれは2007だからしょうがないけれど。
特に、町山さんと勝谷さんの火花が散った回を入れて欲しい。持ってますけどねファイルwストリームはコラムニストの人間関係というか、思想対立という緊張感があるのが面白いのだから。もっとプロレスやって欲しい(笑)
後で本書に収録されているポッドキャスト25本のリンク貼ります。本書で初めてコラムの花道に出会った人は是非、キャラの立ったコラムニスト達の「声」を聴いてみてください。
追記;ポッドキャストのリンク貼りました。↓
【著者プロフィール】ジャーナリストの小西克哉と元TOKYO FMアナウンサーの松本ともこがパーソナリティをつとめる「ストリーム」は、TBSラジオで月曜~金曜の13:00-15:30に放送されている情報バラエティ番組。同番組で14時から放送される「コラムの花道」では、日替わりでコラムニストが登場し、時々の話題について語りまくる。レギュラーは、月曜が吉田豪、火曜が映画評論家の町山智浩、水曜が勝谷誠彦、木曜は隔週で辛酸なめ子、金曜は月イチで石原壮一郎と阿曽山大噴火、そのほか、みうらじゅん、いとうせいこう、大槻ケンヂ、生島淳、豊崎由美などが準レギュラーとして出演。
podcast一覧
2007/1/19(金)コラムの花道 みうらじゅん 2007年のマイブームはカマドウマ&磯自慢で決まり!?
2007/1/29(月)コラムの花道 吉田豪 角川春樹インタビュー「オレがチンギス・ハーンだ!」
2007/2/15(木)コラムの花道 みうらじゅん 勝手に映画批評映画版『愛ルケ』を映画徹底分析!
2007/3/12(月)コラムの花道 吉田豪 なにゆえ、吉田豪は菜食主義になったのか?
2007/3/15(木)コラムの花道 大槻ケンヂ ムー脳を活性化させモケーレ・ムベンベを追え!
2007/3/30(金)コラムの花道 阿曽山大噴火 前代未聞!マジック実演裁判in東京地裁
2007/4/10(火)コラムの花道 町山智浩 アメリカの電子掲示板「クレイグズリスト」
2007/4/25(水)コラムの花道 勝谷誠彦 43年ぶりに実施された全国学力・学習状況調査
2007/4/27(金)コラムの花道 豊崎由美 渡辺淳一のベストセラー『鈍感力』をメッタ斬り!
2007/5/31(木)コラムの花道 いとうせいこう ディズニーリゾートは植物なしには語れない!
2007/6/12(火)コラムの花道 町山智浩 パリス・ヒルトン追っかけリポート裏話
2007/6/22(金)コラムの花道 阿曽山大噴火 東京簡易裁判所で最もキャラが立つ岩垂裁判長
2007/7/11(水)コラムの花道 勝谷誠彦 「ストリーム」には出演拒否!?安倍晋三は「饒舌な貧乏神」
2007/7/18(水)コラムの花道 勝谷誠彦 柏崎刈羽原発火災「偽装国家」を暴く
2007/7/31(火)コラムの花道 町山智浩 闘いは終わらない!?ザ・シンプソンズvs.FOXグループ
2007/8/30(木)コラムの花道 辛酸なめ子 なめとも潜入取材ちょっと怪しい大人向けバー
2007/10/15(月)コラムの花道 吉田豪 本物のヒールはどっちだ!?亀田一家&エリカ様問題を総括
2007/10/24(水)コラムの花道 勝谷誠彦 ロッキード事件に似ている守屋前次官の防衛利権問題
2007/11/1(木)コラムの花道 辛酸なめ子 ヨガの体験取材はちょいエロ&スピリチュアル!?
2007/11/2(金)コラムの花道 石原壮一郎 月刊「大人気ない発言」10月号そんなに悪い!?赤福問題
2007/11/7(水)コラムの花道 勝谷誠彦 イエローペーパーに踊らされるな!小沢代表、プッツン辞意表明の分析
2007/11/9(金)コラムの花道 生島淳 長島、室伏、横峰、亀田・・・スポーツ選手の親離れと子離れ
2007/11/27(火)コラムの花道 町山智浩 ビリー牧師の過激パフォーマンス買い物狂社会アメリカの不買運動
2007/12/4(火)コラムの花道 町山智浩 オークランドは危険な街!?近所のパン屋が殺人組織だった!
2007/12/13(木)コラムの花道 辛酸なめ子 なめとも潜入取材若い男のエキスが吸える萌えスポット
本業 水道橋博士/博士の物書き的体質
| 本業 (文春文庫 あ 41-3) | |
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内容(「MARC」データベースより)タレント本の世界から、タレントの生き様、成功の法則、そして虚像と実像に鋭く切り込む。前代未聞のタレントによるタレント本だけを書評したタレント本! 『日経エンタテインメント!』連載等に加筆・修正を行ったもの。
Bookoffの百円コーナーに行けば、たくさんの売り捨てられた本の表紙を見ることが出来る。その中でもひときわもの哀しさをかもしだしているのが、タレント本である。著者の知名度の高さで、出版時には華やかなるその本も、読書好きにはくだらないと下に見られ、たいした書評も出ず、旬を過ぎればあっという間に忘れ去られてしまう。
そうしたある意味差別されてきたタレント本の再評価を促そうと書かれたのが、本書「本業」である。
浅草キッド。もちろんすでにベテランの実力派芸人である。しかし、彼らのパブリックイメージは若手、あるいは中堅といったものではないだろうか。人気芸人とは言い難く、タレントというよりむしろサブカルの人といった感がある。だからこそ「本業」というタイトルが切ない意味を持ってくる。
様々なテレビの仕事をこなしつつも、「ナンシー関の目が怖かった」仕事はしない。
そこに、作家の照れ、物書きの含羞が見える。博士とはタレントに憧れタレントになっていながら、タレントであるには「作家的」過ぎるのだ。
本書の序章で博士はタレント本を
「タレント本とは払いすぎた有名税や、巷に流布するパブリック・イメージに対する修正申告である」と定義する。
瞬間芸であるテレビでは伝えきれない、「深度」があるからこそ活字にこだわるのだ。
本書には、矢沢永吉の『アー・ユー・ハッピー?』といったベストセラーから、山城新伍『おこりんぼ さびしんぼ』と言った隠れた名著、さらには田原総一朗・田原節子『私たちの愛』といった異色のタレント本?にまで及ぶ、怒濤の褒め殺しの書評50本が並ぶ。こうした本の嗜好を世間に公表することは、自身の元ネタばらしであり、自分のルーツをさらけ出す、公開自己解剖と言えるだろう。文庫の解説で村松友覗氏は「これは、水道橋博士の内蔵料理である」と評する。
猥雑で華やかなる芸能界の様々なエピソードに満ちたこの本からは、浅草キッドとしてのタレントの矜持の香りと、作家としての水道橋博士の「物書き」の匂いが、「本業」と「余技」の絶妙なバランスで立ち上ってくるのである。
児童ポルノ法改正の動きとロリータ文学
児童ポルノ規制の強化の流れが強まって来ていたが、まさか本気で2次元まで禁止しようとしているとは。
写真や動画など実際に被写体として被害児童がいるものに関しては単純所持禁止も致し方ないと思う。(所持の定義で議論があると思われるが)
しかし、漫画やアニメ・ゲームの表現で、被害者とは誰だろう?まさかキャラクターの人権保護とか言い出すのだろうか?(笑)写実的にっていうのも意味が分からない。じゃあアクロバティックな非現実じみたものはいいということ?攻殻機動隊に出てくる電脳ファックみたいに描けばいいのでは?w
現在でもそういう成人向け漫画は18禁で制限されているのだし、流通の問題ではないのか。
本当は文学の方がやばいものがあるし、文学とは危険なものなのだ。それを何か勝手に勘違いして権威を崇めているだけ。文学自体に権威があってもよいが、その権威の価値を本当には知ろうとしないで、雰囲気だけで権威に惑わされているのは恥ずかしいことだと思う。文学は芸術だからと別個にするのは、権威に媚びているんじゃないだろうか。
というわけで、いつものように脱線するが、文学作品で準児童ポルノとやらにひっかかりそうなものを探してみると、素晴らしいリストを発見。
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる:「幼児狩り」感想とょぅι゛ょ小説リスト
私のおすすめ作品をいくつかピックアップ
谷崎潤一郎 『痴人の愛』:ロリ系育成ゲーム?
河野多恵子 『幼児狩り』『赤い唇黒い髪』:さすが河野多恵子先生は谷崎崇拝しすぎて谷崎のドアにキスをしたという位ですね谷崎の遺伝子を受け継いでいる。関係ないけどw
江國香織 『すいかの匂い』:ょぅι゛ょの股間を舐めさせてくれというお兄さん登場。
小川洋子 『ホテル・アイリス』:一番好きな小川洋子作品かも。
太宰治 『女生徒』
京極夏彦 『絡新婦の理』:夜這いとか色々とやばいものが。
川端康成 『片腕』:川端の真骨頂はアンモラルだと思う。
いやあ、いかに文学作品にロリコンが多いか実感できますね。「なくそう!子どもポルノ」キャンペーンの呼びかけ人の方々はこういった認識はあるのでしょうか。それとも「ハイカルチャー」である小説・文学は「芸術」だと度外視するのでしょうか。結局サブカル叩きにしかなっていない。
昔、読書は悪徳だった―価値は相対的なものです。
「準児童ポルノ」の定義の曖昧さ・不公平さと、呼びかけ人の方々の文化・カルチャー一般に対する無知を露呈しているのではないだろうか。
とは言ってもそこまで危機感は感じていない。さすがにこんなバカな論理が通る訳がないからだ。多分。多分ね。
一応参考リンク
日本ユニセフ協会・特集 子どもポルノから子どもを守るために
被害者のいない子どもポルノ?子どもの性的搾取を描いたマンガ、アニメ・・・。なせ問題なのか? エセル・クエール博士
関連エントリ:児童ポルノ規制に対するネットのお決まりの反応
宮崎哲弥氏の本(てっちゃん特集1)
最近の著書から。
まずは"少年をいかに罰するか (講談社+アルファ文庫 G 160-1)"宮崎 哲弥 藤井誠二
少年をいかに罰するか (講談社+アルファ文庫 G 160-1)少年犯罪について真摯に論じられている一冊。とくに藤井誠二さんは犯罪被害者との丁寧な付き合い、取材をなされている方で、二人で意見がぶつかるところもあるが(とくに少年法の改正に関してなど)それも信頼できる書物となる役割を果たしている。
この著者の管賀江留郎氏(少年犯罪データベースの管理人さん)、なんと宮崎さんと共演されています。
管賀江留郎氏のブログ:少年犯罪データベースドア
ミランカ博士も知らないニッポンのウラ 第21回 配信期間:08/02/15 - 08/03/14
出演者: 水道橋博士/宮崎哲弥
週刊文春の仏頂面日記で宮崎さん絶賛してましたからね。しかしたかじんのそこまで言って委員会で言及するとそんなに売り上げ伸びるのかしらw
ミランカは3/14までは無料で視聴できます。
私は毎回DRM外して保存しています。いつも見逃しちゃうので。
てっちゃん萌え的に私が気に入っている本が事件の真相!宮崎 哲弥,川端 幹人
今は亡き『噂の真相』の元副編集長だった川端幹人との「論座」(朝日新聞社)での連載(宮崎哲弥&川端幹人の週刊誌時評 中吊り倶楽部」)をまとめたもの。リベラルVS保守というか、かなり異色の組み合わせだと思われる。
この本ではてっちゃんのメディアに対する姿勢が自分の立ち位置が伺えて興味深い。
曰く「私はタレントであって、知識人じゃない」。
以前から「私は評論家になりたかった。胡散臭い存在でいたい」と仰っている宮崎さんですが、週刊誌がお好きなのもそう考えると納得。
言葉だけの世界、物書きだけでは世界が狭まるのではないか。いかに自分の頭の中で考えていることが世間では通用しないか痛感する。そのためにテレビに出るのだ。というようなことを仰っていました。そういう彼のスタンスが分かって読むとなお面白い。
雑誌のゲリラジャーナリズムが何故必要なのかということも勉強になりました。
スキャンダルを出さないと大衆は興味を抱かない。権力に対してひっくり返そうとするにはそういう力が必要なんだと思います。
出版社 / 著者からの内容紹介2005-06年に起きた事件の表も裏もお見通し!
多方面に渡って活躍する論客と百戦錬磨の『噂の真相』副編集長が、ニッポンの時事問題とメディア報道を斬りまくる!
ライブドア事件、北朝鮮問題、小泉そして安倍内閣についてまでを放談した『論座』の人気連載が単行本化!
内容(「BOOK」データベースより)
ゲリラジャーナリズム応援宣言、ケンカの覚悟と真の「品格」を求む!“格差悲話”にふたりで号泣!?「美しい国」より「カワイイ国」を目指せ!?…などなど、ここでしか読めない裏話が満載!『論座』の人気連載が待望の単行本化。
他にも「人権を疑え! 」とか「正義の見方」もおすすめなんだけれどどうも新品はamazonで買えないところをみると、もしや絶版?(;´▽`A``
ああいう本は売れないですからね。。。
宮崎氏の著書で一番売れているのって
新書365冊 (朝日新書)とか1冊で1000冊読めるスーパー・ブックガイドかな。宮崎さんとしてはこういうのが売れるのは分かっているだろうけど複雑なんじゃないかな。
読みにくいもの、難しいものより読みやすいものが売れるのは当然だけれど。
いや、大衆主義のてっちゃんとしては、おkなのかも。
購入メモ:『乳と卵』川上未映子 ダ・ヴィンチ4月号
読みたくても読めないもの
昨日の読売新聞で、朝吹亮二さん、川上弘美さん、松浦寿輝さんによる私家版の同人誌についての記事を読んだ。
活字、綴(と)じ糸、紙質――美意識の結晶のような、小さな詩の同人誌が届いた。
雑誌は「あくまで個人的な贈り物」として配布し、販売はしないという。松浦さんは「『誰も書けるもの』でないものを『誰もが読める場』でない場に出すという遊びをやってみたかった。大上段に言うなら、ブログ時代の反措定です」。
紙の風合いが匂い立つような、古くて新しい雑誌。なんて文学的なんだ、素敵とうっとりしたいところ。ですが末端ブロガーとしては、ここはちょっとdisっておきましょう。
これって結局記者はその購入もできない特別なものを送られるような立場なんだって自慢してるだけの記事じゃないの。
普通の読者・ファンは欲しくても読めないんだよ!!そんなの紹介されてもさ。
私家版なんだから身内だけの話題にしといてください。
以上dis終わり。
確かに、インターネットによってどんなニッチな情報も手に入りやすくなった。そうした時代に、手に入れたくても手に入らないものは新鮮になる。
すでにそうだがこれからは、アナログもの、アナログなコミュニケーションは高価なものになるだろう。本も音楽も映像もデジタルデータに移行がますます進む。
もちろん紙の活字も残るだろう。だがそれは付加価値がついた高級品になる。
というようなことを考えながら打っていたら森博嗣のブログに同じようなことが書かれていた。
MORI LOG ACADEMY: いつでも買える時代
まあ森先生はずっとこう主張されているので、完全にインプリンティングされている。
S&Mシリーズでも「すべてがFになる」で真賀田四季が、人と人がリアルに接触することは贅沢になるだろうと言っている。
本の値段を上げないことには出版社は廻って行かなくなる。薄利多売の時代ではないのだ。




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