女ってやだな、とこの千羽鶴を読みながら思った。女のあつかましさ、いやらしさが、この小説にはただよっている。けれど、と同時に志野茶碗のような女の美しさも表現する川端は、一体女好きなのか女嫌いなのか。
太田夫人というのは、この世の人間というよりあちらの世界の住人という感じで、奇妙な魅力をはなっている女性。菊治と会ったときから既に、死の世界に足を踏入れていたのだろう。
かなしみというものが、川端のひとつのテーマなのだろうが、この作品のそれは、なんだかやさしみで包まれているような気がする。人間の弱さと、かなしみ。自分の弱さを自覚することは、ひとを優しくする。
インモラルな世界なのに、菊地が生きているのは何かに縛られているような世界。死は当人にとっては自由でありながらも、残された人を束縛する。死んだ人はいつまでもひとの心に棲み、その心に枷をはめる。この死の、自由と不自由という二面性について読みながら、考えさせられた。
・・・・とここまで書いて中断。本当はもっと書きたいのですが、ちょっとここのところ体調不良と多忙で疲れていて、今は書けそうにありません。また改めて追記します。あーレビューしたい本が溜まっていく〜。
現在読んでる本などについては、大体
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ところでこの作品は続編があるんですよね。私が読んだ文庫では、続編は収録されていませんでした。。。図書館で探そうかな。病院で読むとはまりすぎるかな。