2008/03/04 [ a] 22:50

「ブログ時代の反措定」同人誌
昨日の読売新聞で、朝吹亮二さん、川上弘美さん、松浦寿輝さんによる私家版の同人誌についての記事を読んだ。
活字、綴(と)じ糸、紙質――美意識の結晶のような、小さな詩の同人誌が届いた。
雑誌は「あくまで個人的な贈り物」として配布し、販売はしないという。松浦さんは「『誰も書けるもの』でないものを『誰もが読める場』でない場に出すという遊びをやってみたかった。大上段に言うなら、ブログ時代の反措定です」。
紙の風合いが匂い立つような、古くて新しい雑誌。なんて文学的なんだ、素敵とうっとりしたいところ。ですが末端ブロガーとしては、ここはちょっとdisっておきましょう。
これって結局記者はその購入もできない特別なものを送られるような立場なんだって自慢してるだけの記事じゃないの。
普通の読者・ファンは欲しくても読めないんだよ!!そんなの紹介されてもさ。
私家版なんだから身内だけの話題にしといてください。
以上dis終わり。
確かに、インターネットによってどんなニッチな情報も手に入りやすくなった。そうした時代に、手に入れたくても手に入らないものは新鮮になる。
すでにそうだがこれからは、アナログもの、アナログなコミュニケーションは高価なものになるだろう。本も音楽も映像もデジタルデータに移行がますます進む。
もちろん紙の活字も残るだろう。だがそれは付加価値がついた高級品になる。
というようなことを考えながら打っていたら森博嗣のブログに同じようなことが書かれていた。
MORI LOG ACADEMY: いつでも買える時代
まあ森先生はずっとこう主張されているので、完全にインプリンティングされている。
S&Mシリーズでも「すべてがFになる」で真賀田四季が、人と人がリアルに接触することは贅沢になるだろうと言っている。
本の値段を上げないことには出版社は廻って行かなくなる。薄利多売の時代ではないのだ。