『しかたのない水』井上荒野

2008/03/09 [ a] 01:08 このエントリーを含むはてなブックマーク
しかたのない水 (新潮文庫 い 79-2)
しかたのない水 (新潮文庫 い 79-2)井上 荒野

新潮社 2008-02
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内容(「BOOK」データベースより)女を傷つけることを何とも思っていない、肉体の美しい男。日常から解き離されることを強く求めているが用心深い人妻。妻が失踪したらしい水泳コーチ。人目を引く魅力的な受付嬢。フィットネスクラブで裸体を晒す一癖も二癖もある現代の男たちと女たち。思わぬ恋の罠に嵌って、激しく翻弄される6人を思いがけない角度から描く、異色連作短編集。
内容(「MARC」データベースより)あの人の肉体が、私の中で泳ぐ-。フィットネスクラブで裸体を晒す一癖も二癖もある現代の男たちと女たち。そこで思わぬ恋の罠に嵌って、激しく翻弄される6人を思いがけない角度から描く、連作短編集。



あるフィットネスクラブを舞台に、そこに集う男女の様々な物語を描いた連作短編集。作品ごとにそれぞれの主人公の視点で語られ、少しずつフレームアウトしていく。


ここに出てくる人々は皆、とげをもっている。自分の人生に対して、世界に対して。はっきり言って嫌な女、嫌な男だらけだ。表面上は人当たり良く、世間体良く繕っていても。しかしながら、一篇読むごとに、この世界の住人のことが気になって気になって仕方がなくなってくる。そしてすっかり、読み終えて、井上さんの小説の奇妙な魅力にはまっている。



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