ちょっとした更新

2008/05/17 [土] 11:28 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録

はてなハイクの投稿にも書いているのですが、最近どうも体調が芳しくなく、ここのところあまり更新できませんでした。治療に専念したいのと仕事の事情で、しばらくはこんな状況が続くと思います。(医者が言うところによると完治は2ヶ月くらいとのこと)ハイクのほうは投稿していきますがw(だって更新しやすいんだもん。長いエントリは無理)まあ週に1回更新できればいいかな。


ところでまたラノベをいくつか買いました。いったんはまるとなかなか奥深くて面白い世界。大人になってからのラノベもまたよし。


 『“文学少女”と死にたがりの道化』 野村 美月

2008/05/11 [日] 19:46 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録
“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)
“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)野村 美月 竹岡 美穂

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star文学少女と知ったかぶりの読者
star人生に文学は必要か

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ライトノベルづいてますが。。。『“文学少女”と死にたがりの道化』です。人気の"文学少女"シリーズの第一弾。
ネットでラノベ初心者にもおすすめとかなんとかみたので買ってみました。
このレーベルを買うのは中学生か小学生のとき以来?新鮮でした!
この作品は太宰治の『人間失格』がモチーフとされている。人間の心がわからない「道化」の哀しみと絶望、そして彼の死と彼に執心する少女をめぐる謎を、“文学少女”が推理ならぬ 「想像」で”読解”していく。



太宰治の『人間失格』は私も中学生のころに読みました。まさしく中二病っぽい小説ですからねw定番です。
割と人を選ぶ作品で、人間は『人間失格』に共感する人間としない人間の二つに分けられる、なんて言えるかもしれない。
『“文学少女”と死にたがりの道化』、この中には”道化”が少なくとも二人登場する。私は3人とも考えているが・・・。それぞれが、それぞれの『人間失格』の物語をもっている。そしてそれらがループしリンクしながらミステリーとなる。
病院の待合室で一気に読んだが、面白くてページをめくるのがもどかしいという思いを久々にした。上質のエンターティメント小説、でいながら人間の痛みや喪失について考えさせられた。とても切ない話である。オチがきれいすぎてって感もあるが「キャラクター小説」としては「キャラクター」の幸福というものを願わずにはいられない。そんなわけで好感をもった。


死にたいという人は、死ぬ前に10冊本を読んでみて欲しいと思う。絶対死ぬ気なんかなくなるから。
この作品でもラストで“文学少女”天野遠子は少女にたたみかけるように太宰の作品を挙げていく。

「竹田さんは『人間失格』以外に、太宰治の作品を読んだことがある!?」

『走れメロス』『葉桜と魔笛』『雪の夜の話』『皮膚と心』『ろまん燈籠』『女生徒』『恥』『グッド・バイ』『おしゃれ童子』『如是我聞』『畜犬談』『貨幣』『お伽草紙』『かちかち山』『斜陽』『黄金風景』・・・。
うーん、圧巻。。。全く、読まずに死ねるか、ですよ。


「いっさいは、ただ流れていく」
「書くことで癒され救われることも、もしかしたらあるのかもしれない」

それにしても井上心葉くんのわけありげな過去・・・気になる。彼の物語。シリーズ制覇しなきゃだなあ。


出版社/著者からの内容紹介
天野遠子・高3、文芸部部長。自称“文学少女”。彼女は、実は物語を食べる妖怪だ。水を飲みパンを食べる代わりに、本のページを引きちぎってむしゃむしゃ食べる。でもいちばんの好物は、肉筆で書かれた物語で、彼女の後輩・井上心葉は、彼女に振り回され、「おやつ」を書かされる毎日を送っていた。そんなある日、文芸部に持ち込まれた恋の相談が、思わぬ事件へと繋がって……。野村美月・新味、ビター&ミステリアス・学園コメディ、シリーズ第1弾!
内容(「BOOK」データベースより)
「どうかあたしの恋を叶えてください!」何故か文芸部に持ち込まれた依頼。それは、単なる恋文の代筆のはずだったが…。物語を食べちゃうくらい深く愛している“文学少女”天野遠子と、平穏と平凡を愛する、今はただの男子高校生、井上心葉。ふたりの前に紡ぎ出されたのは、人間の心が分からない、孤独な“お化け”の嘆きと絶望の物語だった―。野村美月が贈る新味、口溶け軽めでちょっぴりビターな、ミステリアス学園コメディ、開幕。


 『きみとぼくの壊れた世界』 西尾維新/アンチ・セカイ系?

2008/05/07 [水] 14:48 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)
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star初期の異色作
starそれなり
starなかなかディープな作品

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『きみとぼくの壊れた世界』について簡易版の感想。体調がまた少し悪くなったので、あまり長いエントリを書く元気がない・・・・。いつも読んでる文芸作品とは少し毛色の違うものに手を出してみた。新地開拓。


好きなものを好きでいつづけるのは、難しい。問題は完結しない。なんだか読んでいると、苦しくなる小説だった。
「セカイ系」とかよくわからんけれどこれはアンチ・セカイ系なのではと、思った。
後半から頭の中で警告ランプが廻りっぱなしだった。自分がいかにごまかしながら生きているか。。。わからないものをごまかさずに直視すると本当に死にたくなるかもしれない。かなり危険な小説だ。


小説の中で小説を語るのは、勇気のいることだろう。西尾維新はパンツ脱いでる作家だな。そして謙虚だ。自覚的な作家なんだろう。


西尾さん自身は講談社ノベルスというレーベルで出している以上、ライトノベルではないという認識のようだが、読者の読まれ方としては完全にラノベだろうね。挿絵や表紙カバーのイラストなんか見ても。まあ本格云々はどうでもいいが。
すばらしいミステリであるのは間違いない。ただなんていうか、妹のいかにもオタク好みのキャラ設定やしゃべり方は・・・正直キモイと思ってしまったwなにが「お兄ちゃん」だw
でもそんな偏見に負けてこれを読まないのは絶対に損。自分と世界の関係について悩んだことのある人は、きっと琴線に触れるだろう。薬というより、毒に、なるかもしれないが。


シリーズ第二弾『不気味で素朴な囲われた世界』読み中。


出版社/著者からの内容紹介
維新、全開!これぞ「きみとぼく」本格ミステリのすべて!
ミステリの伝言ゲームは続いている!

禁じられた一線を現在進行形で踏み越えつつある兄妹、櫃内様刻(ひつうちさまとき)と櫃内夜月(よるつき)。その友人、迎槻箱彦(むかえづきはこひこ)と琴原りりす。
彼らの世界は学園内で起こった密室殺人事件によって決定的にひびわれていく……。 様刻は保健室のひきこもり、病院坂黒猫(びょういんざかくろねこ)とともに事件の解決に乗り出すが――?『メフィスト』に一挙掲載され絶賛を浴びた「体験版」に解決編を加えた「完全版」。

内容(「BOOK」データベースより)
禁じられた一線を現在進行形で踏み越えつつある兄妹、櫃内様刻と櫃内夜月。その友人、迎槻箱彦と琴原りりす。彼らの世界は学園内で起こった密室殺人事件によって決定的にひびわれていく…。様刻は保健室のひきこもり、病院坂黒猫とともに事件の解決に乗り出すが―?『メフィスト』に一挙掲載され絶賛を浴びた「体験版」に解決編を加えた「完全版」。これぞ世界にとり残された「きみとぼく」のための本格ミステリー。


 ヤプログ不具合?/はてなハイクについて思うこと

2008/05/04 [日] 22:50 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録
プロフィール更新して、「100の質問」を表示させようといじっているのだけれど、http://blog.fumizekka.com/
からだと画像が×になっている。。。http://yaplog.jp/peco0102/だと問題ないのだけれど。
operaを使っているんだけど、管理画面でセキュリティ警告があるし。今までなかったのに。firefoxは以前からこの現象あった。
ちょっと様子見ますか。
ヤプログの方に画像アップするとサイズ変換されて汚いので、はてなフォトライフのほうからうpしてリンク。

ところで。はてなハイクはとてもたのしいです。もっとユーザー増えるといいなあと思って、ちょこちょここっちにもハイクのことを書いてみるテスト。絵を描くひとなんかはきっと向いていると思う、使いやすいミニブログです。来るもの拒まずの雰囲気なので、突然始めても全然大丈夫。twitterなんかだと知り合いいないと寂しいかもしれませんが、ハイクではそういうことはない。あちらのエントリにも書きましたが、空気を読まずに「いきなり」「突然」書けるところがハイクのいいところ。


 千羽鶴 川端康成

2008/05/04 [日] 22:09 このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録
千羽鶴 (新潮文庫)
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star徹底した美
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女ってやだな、とこの千羽鶴を読みながら思った。女のあつかましさ、いやらしさが、この小説にはただよっている。けれど、と同時に志野茶碗のような女の美しさも表現する川端は、一体女好きなのか女嫌いなのか。


太田夫人というのは、この世の人間というよりあちらの世界の住人という感じで、奇妙な魅力をはなっている女性。菊治と会ったときから既に、死の世界に足を踏入れていたのだろう。


かなしみというものが、川端のひとつのテーマなのだろうが、この作品のそれは、なんだかやさしみで包まれているような気がする。人間の弱さと、かなしみ。自分の弱さを自覚することは、ひとを優しくする。


インモラルな世界なのに、菊地が生きているのは何かに縛られているような世界。死は当人にとっては自由でありながらも、残された人を束縛する。死んだ人はいつまでもひとの心に棲み、その心に枷をはめる。この死の、自由と不自由という二面性について読みながら、考えさせられた。
・・・・とここまで書いて中断。本当はもっと書きたいのですが、ちょっとここのところ体調不良と多忙で疲れていて、今は書けそうにありません。また改めて追記します。あーレビューしたい本が溜まっていく〜。
現在読んでる本などについては、大体はてなハイクの方に投稿しています。(右のサイドバーに最新エントリがあります)

ところでこの作品は続編があるんですよね。私が読んだ文庫では、続編は収録されていませんでした。。。図書館で探そうかな。病院で読むとはまりすぎるかな。



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